リクルート・慶大、学習効果を可視化 基礎ほど量で伸びる

リクルート次世代教育研究院は5日、慶応義塾大学の星野崇宏教授との共同研究において、個人学習における理解や知識・認知を推定する「認知診断モデル」を活用した学習効果分析の経過報告を行った。学力分析の結果、学習量と習得率に相関性あることが分かった。

今回、同社の学習サービス「スタディサプリ」における高校1年生の数学での学習習得率などの学習効果について検証したところ、学習量に比例して平均習得確率は上がっていた。また、基礎学習能力(基本的演算、二次方程式の性質)においては、その効果が顕著に表れたという。

星野教授は行動経済学や心理学、統計学において先進的な研究を行い、専門領域である「認知診断モデル」における重要な学習要素(コンポーネント)を学習において定義、学習者の能力の可視化を目指して同社と共同研究を進めている。

画像提供:リクルート次世代教育研究院

 
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