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ドイツで第2次大戦終戦から70年 ベルリン市内で巨大な写真パネル展

 1945年5月8日、ドイツは第2次世界大戦の終戦記念日を迎えた。終戦から70周年を記念してドイツの首都ベルリンでは、ブランデンブルク門前など市内主要箇所6カ所で、70年前当時の光景を紹介する巨大な写真パネル展が行われている。
 70年前、ベルリンの街は連合軍の攻撃を受けてがれきの山と化していた。この終戦の日をドイツ人は「Stunde Null(シュトゥンデ・ヌル)」と呼ぶ。「0時」、「ゼロから出発した日」という意味だ。その「0時」の光景が70年経ったベルリンの街に出現することで、それを目にする人たちは70年という歳月の重みと価値を実感することができる。
 今から30年前、戦後40年を記念してヴァイツゼッカー大統領(当時)が行なった「荒野の40年」と呼ばれる有名な演説がある。数々の名演説を残したヴァイツゼッカー大統領はこのとき旧約聖書を引用して、40年というのは暗い時代が終わり、新しく明るい未来への見通しが開けるのか、あるいは忘れることの危険をはらんでいる節目だ、と述べた。
 このたび、連邦議会では70周年を記念して歴史学者のハインリッヒ・アウグスト・ヴィンクラー氏が演説を行い、「我々が今日享受している幸福は、歴史に対する反省なくしてはあり得なかった」と述べた。

ドイツで第2次大戦終戦から70年 ベルリン市内で巨大な写真パネル展

ドイツで第2次大戦終戦から70年 ベルリン市内で巨大な写真パネル展

ドイツで第2次大戦終戦から70年 ベルリン市内で巨大な写真パネル展

ドイツで第2次大戦終戦から70年 ベルリン市内で巨大な写真パネル展

*写真展は5月26日まで。場所は以下の6カ所。
-Brandenburger Tor
-Lustgarten
-Joachimsthaler Platz
-Potsdamer Patz
-Wittenberger Platz
-Alexanderplatz