オムロン、卓球コーチロボットがギネス世界記録に認定

オムロンは8日、2013年に発表した卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」が「最初の卓球コーチロボット(First robot table tennis tutor)」としてギネス世界記録に認定されたと発表した。

フォルフェウスは2013年、中国・北京で開催された「オムロン トータルフェア2013」で初公開された。その後も改良を重ね、2015年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2015」に出展した際に記録した「台の上のセンサーが対戦相手の位置と球の動きを1秒間に80回計測、球の軌道を予測して打ち返し、球の到達点も映し出す」ことが評価され、2016年1月6日にギネス世界記録に認定され、9月8日の「ギネス世界記録2017」に紹介された。

ギネス世界記録を提供するギネスワールドレコーズ傘下ギネスワールドレコーズジャパンのヴィハーグ・クルシュレーシュタ氏は「このような日本の匠を、世界中の人々に伝えられることを大変嬉しく思う」とコメント。

同社はセンシング・コントロール技術を使った制御機器・電子部品などの開発が主事業。フォルフェウスは、同社の「人と機械の関係が、機械が人の目的に合わせる『協働』から、人の判断を支援することで人がより創造的な活動を行える『融和』へ進化する未来を描く」というコンセプトを紹介するための、体験型デモンストレーションとして開発された。

画像提供:オムロン

 
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