「明治時代のレトロ感を味わう」　スターバックス神戸北野異人館店

2016.09.15

前回ご紹介したスターバックス富山環水公園店に続く、コンセプトストアの2店舗目。今回は人気の観光地である神戸・北野異人館エリアにある神戸北野異人館店だ。コンセプトストアは、その地域の歴史や文化などを取り入れたテーマに基づいて外装などがデザインされている、特にデザイン性の高い店舗のこと。

スタバの店舗が入っている北野物語館は、1907年（明治40年)に建築された木造2階建ての住宅。1995年の阪神・淡路大震災の被害を受けた後、取り壊される予定だったところを、神戸市が建物の寄贈を受けた上で解体・部材保管し、その後、民間事業者に部材を譲渡して、2001年に現在の場所に再建・移築されたという。

建設当初は米国人が所有していた住宅だったということで、ラウンジ、ダイニングルーム、ゲストルームなどがあり、部屋ごとに趣の異なる空間。建具やフローリングは当時の物が生かされおり、部屋に置かれた家具や調度品がレトロな雰囲気を醸し出している。

ゆったりとしたソファーに身を沈めると、タイムスリップしたような感覚。明治時代の雰囲気に包まれたカフェタイムを楽しめる。

元々の建物を残した、趣のある外観