熊本地震から5カ月 阿蘇・大分の道路が着々と復旧
熊本県は阿蘇登山道である阿蘇吉田線の全面通行止めを16日に解除し、片側交互通行が可能になると発表した。また国土交通省も、大分自動車道の湯布院インターチェンジから日出ジャンクションまでの約2kmの対面交通規制を15日より4車線、制限速度時速80kmに復旧すると発表。熊本地震発生から5カ月が経ち、被災した道路が着々と復旧している。
阿蘇吉田線は、草千里展望所付近の路肩が600mにわたって崩落し、地震後の大雨による土砂崩れなどの影響で全面通行止めとしていたが、応急復旧工事が完了したことで規制解除となった。この復旧により、阿蘇市黒川から阿蘇山上広場への通行が可能となった。通行可能時間は午前7時~午後7時、当面は片側交互通行となる。
大分自動車道は由布岳パーキングエリア付近で発生した土砂崩れや橋桁の損傷の復旧が完了した。
引き続き道路の復旧作業は行われており、熊本県によると8月1日時点で県内の被災箇所は430カ所、全面通行止めとなっている道路は24カ所となっている。
画像提供:Wikimedia (阿蘇吉田線)