石造りの洋館~旧香港上海銀行長崎支店記念館 長崎
旧香港上海銀行長崎支店記念館は、明治から昭和初期に活躍した建築家・下田菊太郎が設計した国内に現存する唯一の遺構で、1989年に国の重要文化財に指定された。長崎県長崎市内の石造りの洋館として最大級だ。
1階は資料館となっていて、銀行業務を行っていた当時のカウンターも残されており、建築様式などからも明治初期の雰囲気を味わうことができる。
2階には「長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム」が併設され中国の革命家・政治家である孫文と長崎出身の実業家・梅屋庄吉の交流が紹介されている。3階では国際貿易港であった長崎の歴史を紹介する展示や体験コーナーなどがあった。
東洋と西洋の文化が融合した「長崎らしさ」のルーツに触れられるミュージアムだ。
【施設情報】
〒850-0921
長崎県長崎市松が枝町4-27
電話:095-827-8746
開館時間:午前9時~午後5時(入館は閉館の20分前まで)
休館日:毎月第3火曜日(祝日の場合は翌日)