100年の歴史を眺め続けた路面電車 長崎
長崎の街の中を走る路面電車。長崎の路面電車は正式には長崎電気軌道というそうだ。
1915年に開通だから、つまり営業を開始して以来、今年で101年目となる。時代と共に変わりゆく長崎の街の風景を、この電車は眺め続けてきた。私たちが見たことのない景色を、この列車は知っている。長い歴史に思いをはせながら、目的地に向けて電車に乗り込む。体に軽く揺れを感じながら、列車内に響く音を聞く。「ゴトンゴトン、ゴトンゴトン」。100年前の人と同じ音を、今、自分も聞いているのだ。