厚労省、イクメン企業アワード・イクボス企業アワード受賞者を発表
厚生労働省は、育児を積極的に行う男性「イクメン」を応援するモデル企業を選定する「イクメン企業アワード2016」と、部下の仕事と育児の両立を支援する管理職「イクボス」を選定する「イクボスアワード2016」の受賞企業を9月30日に発表した。
今年で4回目となる「イクメン企業アワード」は丸井グループとリコーユースの2社がグランプリを受賞。「イクボス企業アワード」は今回が3回目で、青森県警察の齊藤重光・弘前警察署長、戸田建設の森田誠・工事長、P&Gジャパンの鷲田淳一アソシエイトディレクターの3人がグランプリを受賞した。
今回、イクメン企業グランプリに選ばれた丸井グループは、2012年から最大7日間有休を取得できる短期育児休職制度を導入。男性の育児休暇取得を促進した結果、2013年度には13.8%だった育児休職取得率が、2015年度には65.5%まで上昇させるなどイクメンを普遍化させているところがポイントとなった。リコーユースは、2015年度より子どもの生まれた男性社員が最低5営業日以上の育児休暇を取得することを本人に加えて上長と担当役員に連絡し、取得を奨励させる「育メン・チャレンジ休暇制度」を制定。取得率を2013年度の20%から2015年度には76.5%まで上昇させたことがポイントとなった。
なお表彰は18日に日本科学未来館で開催される「イクメン推進シンポジウム」の中で行われる予定。
画像提供:厚生労働省