将棋電王トーナメントでPONANZAが2連覇、プロ棋士と対決へ
コンピュータ将棋のソフトウェア同士が対決する「第4回将棋電王トーナメント」が8~10日に開催され、「PONANZA(ポナンザ)」が前回に引き続いて優勝した。優勝したソフトには「電王」の称号と、2017年春開催の「第2期電王戦」への出場権が与えられる。第2期電王戦では、人間のプロ棋士の大会「第2期叡王戦」(9月25日~12月)の優勝者がPONANZAと二番勝負する。第2期叡王戦には羽生善治九段を含む16人のプロ棋士が出場する。
電王戦は、2012年の第1回はソフトとプロ棋士の一番勝負、2013~2015年はソフトとプロ棋士が五番勝負で戦う団体戦となった。2016年開催の「第1期電王戦」は、「第3回将棋電王トーナメント」の優勝ソフトであるPONANZAが、「第1期叡王戦」優勝者の山崎隆之八段と二番勝負で対戦し、2局とも勝利している。
PONANZAは第1回と第3回の将棋電王トーナメントで優勝しており、第2回電王戦(2013年)では佐藤慎一四段に勝利、初めて現役プロ棋士に公の場で勝ったソフトとなった。
参考記事
将棋電王戦第1局でPONANZAがプロ棋士に勝利(2016/04/13)