東工大が40億円のベンチャー企業向けファンド設立
東京工業大学は10月28日、同大学に関連する研究者や卒業生等の人材や、最先端技術を利活用するベンチャーへの投資や経営支援を行うベンチャーキャピタルファンド「みらい創造一号投資事業有限責任組合」を9月1日に設立したと発表した。
東工大の強みであるビッグデータ解析や人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)、ロボティクスなどの技術を活用し、環境・エネルギー、ライフ&ヘルスケア、海洋開発などの領域を中心に事業化・ベンチャー創出に投資をしていく。
5月に連携協定を結んだみらい創造機構が運営主体となり、最大40億円の出資を計画している。みらい創造機構の安達俊久取締役会長は東工大卒で伊藤忠テクノロジーベンチャーズ代表取締役社長や日本ベンチャーキャピタル協会会長などを歴任、同じく岡田祐之代表取締役社長も東工大大学院卒と、同大学をよく知るOBが東工大発ベンチャー育成を手がける。
左から、みらい創造機構代表取締役・岡田祐之氏、東工大学長・三島良直氏、みらい創造機構取締役会長・安達俊久氏(今年5月)。
(画像は東工大ホームページより)