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大学ブランド食品を紹介「大学はおいしい!!フェア」-新宿高島屋

 大学の研究室で生まれた「大学ブランド食品」を紹介する「大学はおいしい!!フェア」が、5月28日~6月2日、新宿高島屋で開催される。今年8回目を迎える同イベントは、全国34大学が参加し、地域性、独創性豊かな食品を紹介する。

 同イベントは“論文の代わりに、製品で「食」の研究成果を伝える”をテーマに、各大学が地元の名産品を使った食品を製品化したり、研究・実習の過程で生まれたものを応用するなどして開発した食品を販売する。近年は、大学とメーカーが共同開発した産学連携商品も次第に増えてきている。

 共愛学園前橋国際大学は、群馬の特産品コンニャクイモを麺に練りこんだ「上州つけ麺」を出品。中国産の輸入増加に押されている地元のコンニャクイモの消費拡大を目的に、地元企業景勝軒の支援を得ながら開発した製品である。筑波大学は玄米ミルクを主原料として作ったプリン「ブディーノデリーゾ」を出品。コメの新たな消費形態を創出するマイクロウエットミリング(湿式粉砕)技術の産学官共同研究により生まれた製品である。

 大学が地域と一体となり、人材、研究、技術などの面で地域創生を担う役割を果たすことが期待されている今、「食」の分野で活躍している各大学の取組みを目の当たりにできるイベントとなっている。