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ドイツで食品のヴィーガン市場が拡大

ベジタリアンからさらに進んで、卵や乳製品、ハチミツなど、動物由来の食品を一切口にしないヴィーガン。このヴィーガンが近年ドイツで急増しており、これに伴って食品部門のヴィーガン市場が拡大している。7日付のヴェルト紙が伝えた。

ヴィーガン的な生活を送っている人の数はドイツ国内で130万人に上ると見られており、ドイツ・ヴィーガン協会(VGD)の委託により、市場調査研究所スコポスがアンケート調査を実施した。その結果、1000人中12%が「自分のライフスタイルをヴィーガンに転換したい」と答えており、33%が「将来的に、肉も乳製品も口にしない生活を想定できる」と回答している。この傾向は、20~39歳の高学歴の女性に特に多かった。また、人々がヴィーガンになる動機のほとんどは、動物愛護精神と健康志向からだという。現在、実際にヴィーガン的な生活を送っている人の数はドイツ国内で130万人に上ると見られている。

ヴィーガンというライフスタイルは、もともと英国が発祥と言われており、これは食品に限らず化粧品や衣服、靴に到るまで、動物由来のものを回避するというもの。現時点では、ドイツ国内のヴィーガン・ブームを反映して、欧州内のヴィーガン向け食品の大多数はドイツ産で、特に新製品に至っては36%をドイツ製品が占めているという。これに次いで多いのが英国製品で21%、フランス製品が7%、イタリア製品が4%と続く。

(写真はイメージ)

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