五色沼の毘沙門沼はラスト紅葉
8日、福島県の
毘沙門沼は、五色沼湖沼群の中で一番大きい沼だ。毘沙門沼の湖面は青白く、ほのかな美しさを醸しており、深紅に色づいた紅葉とのコントラストが見事な調和を成している。この湖面の色合いは、湖底から湧き出している酸性の鉱泉に硫酸イオンが多量に含まれることで生じているという。
湖畔を歩くと、この沼で人気者の真っ白なコイに会える。人気の理由はおなかの部分についたハートマークの模様。じっと見つめるコイがこちらを見返しているような気がした。「よく来たね」とでも語り掛けているかのような姿に、しばしの時間足を止め、愛らしいコイとの無言の対話を楽しんだ。