2015年7月1日は1秒長い日、「うるう秒」の挿入実施

2015年7月1日、3年ぶりとなる「うるう秒」の調整が行われる。7月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「8時59分60秒」の挿入を実施する。

うるう秒の調整はフランスの国際機関「国際地球回転・基準系事業」が決定しているもので、世界で一斉に行われる。うるう秒はうるう年のように、定期的に存在するものではないが、うるう秒の挿入は1972年から数年に一度の頻度で行われている。

もともと時間・時刻は、地球の公転・自転に基づく「天文時」が使用されていたが、科学の発展により現在は高精度な「原子時計」をもとに決められている。「天文時」と「原子時計」の時刻の差が±0.9秒以内になるように、原子時計の時刻に1秒だけ調整を行った時刻を、現在は世界の標準時としている。