花便り~シバザクラ

春、絨毯を敷き詰めたように一面に花が咲き、一瞬で心が奪われる。北アメリカ東部原産のシバザクラは、ハナツメクサ(花詰草、花爪草)とも呼ばれる。フロックス属のPhlox(フロックス)とは、ギリシャ語の「phlogos(炎)」が語源とされ、花の色に由来しているという。英名はmoss phlox(モスフロックス)で、苔状のフロックスという意味である。花の色は白から濃いピンクまで多様だ。桜に似た花をつけ、また花のあとは葉が芝生のように広がることから芝桜と名付けられた。暑さや乾燥にも強く、カーペット状に地面を覆うので、土の流失を防ぐ役割も果たしている。ひとつひとつの花に目をやると、ハート型の花びらが可愛らしく、熱い想いを訴えているように思えた。

花言葉:合意、一致、忍耐、一筋、誠実な愛、希望、温和、協調
(花の色により)燃える恋、きらめく愛、臆病な心、私を拒否しないで
シバザクラ(芝桜):ハナシノブ科フロックス属の多年草。

花便り~シバザクラ

花便り~シバザクラ