九州大学の現役学生ベンチャー・シーズ段階の技術へ出資 西日本シティ銀行
西日本シティ銀行は25日、同行が地域事業会社などと共同出資する投資ファンドが、九州大学の現役学生ローン・ジョシュア氏が起業したベンチャー「日本風洞製作所」への出資を行ったと発表した。事業化前のシーズ段階の技術への投資は、同ファンドとして初めてとなる。
日本風洞製作所は、10月に設立されたばかりのベンチャー企業。同社は、高効率風力発電機の開発に取り組み、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2016年度「シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援助成金」において、福岡県で初めて、また、現役学生が起業したベンチャーとしても全国で初めて採択された。
出資理由としては、グローバルな地球温暖化対策や日本におけるエネルギー自給率の向上政策など、風力発電をはじめとした再生可能エネルギーのニーズが多岐に渡って高まっていること、また、同社がその分野での特許をすでに取得するなど、コスト・効率・起動性において優れた技術力をもつことなどが挙げられた。
冒頭の写真:西日本シティ銀行本店