「生きた化石」、イチョウのゲノム解読 中国の研究グループ
中国の研究グループがイチョウの全遺伝情報(ゲノム)の解読を行い、ヒトゲノムの3倍以上に相当する106億の配列を決定した。英BBCニュースが11月21日付で伝えた。英科学誌『ギガサイエンス(GigaScience)』に掲載された。
イチョウは、2億年以上前の化石が存在し、その姿が大きく変化していないことから「生きた化石」として知られている。同論文を取り上げた英BBCニュースは、イチョウの樹が1945年に広島に投下された原爆にも耐えたエピソードを紹介。また、イチョウは害虫から身を守るための複数の防衛機構を持っており、害虫が嫌う化学物質を合成するだけでなく、害虫の敵を引き付ける別の化学物質を放出すると説明した。
論文によると、研究チームは中国の
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