クリスマス特赦で囚人が早期出所(ドイツ)
ドイツ国内のほとんどの州では、懲役刑を受けた服役者に対して「クリスマス特赦」を適用している。今年も、刑期が12月末または1月までの場合に、出所期日を数週間早めてクリスマス前には出所し、自宅で家族とクリスマスを祝えるよう配慮されていると、16日付のフランクフルターアルゲマイネ紙オンライン版が報じた。
クリスマス特赦による早期出所は、11月半ばから開始されている。ケルンやデュッセルドルフなどを擁する国内最大人口州のノルトライン=ヴェストファーレン州では、すでに710人が出所した。ヘッセン州では90人、ニーダ―ザクセン州では76人が今年、この特赦を受けると発表している。一方、バイエルン州とザクセン州の2州はクリスマス特赦を適用しておらず、今年も適用する予定はないとしている。
同紙は記事内でクリスマス特赦の意味について、「法律はモーセを通して与えられたが、赦しはイエス・キリストから来る」と解説している。
[冒頭の写真]
アウグスブルクの聖アンナ教会