米株式週報 NYダウ、FOMC利上げ決定も続伸
12月12~16日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は良好な消費者マインドに支えられ、最高値を更新した前週の終値1万9756.85ドルからさらに86.56ドル上げ、1万9843.41ドルとなった。
前週時点で米国の利上げは既に織り込み済みで、市場の関心は来年以降の利上げペースへ移っていた。12日はFOMC(米連邦公開市場委員会)直前にも関わらず続伸し、1万9796.43ドルだった。原油が一時54ドル代をつけ、株価の支えとなった。13日はダウ、ナスダック、S&P500指数が揃って上昇。ダウは1万9911.21ドルで続けて最高値。イタリア銀行債務問題の具体的な解決の方向性が示されたことで、欧州株が揃って上昇したことが支えとなった。
14日はFOMCでの0.25%の利上げ決定を受けて反落、1万9792.53ドルとなった。FRB(米連邦準備理事会)は2017年の利上げ予想を2回から3回に引き上げ、これが予想回数を上回ったため嫌気された。15日は良好な経済指標に支えられ、1万9852.24ドルとなり、FOMCショックから脱する形となった。16日は利益確定売りに押され反落、1万9843.41ドルで取引を終えた。
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