フェイスブック、偽ニュース対処で新ツール 「真偽に疑いあり」
フェイスブックは、偽のニュース記事に対処するための新機能を発表した。偽情報の拡散に対抗するために、今回、新しいレポート機能が導入される。15日にBBC newsが伝えた。
フェイスブックは先月、偽のニュース記事の拡散がアメリカの大統領選挙に影響を与えたと批判が集中し、対応を求められていた。今回の発表の際に「我々は真偽の裁定者になれないので、この問題に慎重に取り組んでいる。」と同社はコメントしている。
今までのリポート機能のオプションに「偽のニュース記事(it’s a fake news story)」が新しく追加されており、「スパム」や「その他の迷惑なコンテンツ」と同様に偽のニュース記事を見つけた際、フェイスブックに通報することができるようになる。また、第三者機関による事実確認(fact-checking)が行われることになる。「真偽に疑いあり(disputed)の記事」というラベルが導入される。現在、第三者機関には報道機関を含む43の組織が参加しているという。
第三者機関による事実確認後、偽物であると判定された記事は、根拠を説明するリンクが表示され、一覧への表示頻度も下げると同社は説明した。また、利用者が「真偽に疑いありの記事」をシェアする際には、偽ニュースの可能性があることを警告する。
今後、大手出版社の模倣や有名なニュースソースであるように誤解を与えるウェブサイトにペナルティを課すことを検討していると述べた。