自転車漕いでスマホ充電

 スマートフォンもタブレットも「チャリ通発電」で充電―。自転車を漕いで発電し、バッテリーやモバイル機器を充電できる機器「ATOM」を米ベンチャーSiva Cycleが開発した。2月にも日本国内に出荷する。
 自転車の後輪ハブに取り付けることで、車輪が回転する際のエネルギーを電気に換えてリチウムポリマーバッテリーに蓄えることができる。車輪を工具なしで脱着できる「クイックリリース」式の自転車であれば、数分で取り付けられるという。
 取り外して使えるバッテリーと発電機が一体になっており、サイズは縦19×横7.6×厚さ3cm程度、重さは約330g。USBポートをサドル下に設置できるため、本体のバッテリーを充電するだけでなく、走行しながらさまざまなUSBデバイスを充電できる。国内販売元のオルタナティブバイシクルズ(埼玉県鳩ヶ谷市)によると「バッテリーは約1時間半走行すればフル充電となる」。
 価格は2万2300円。開発元のプロモーション動画では「10個売れるごとに、発展途上国に1個を寄付する計画だ」としている。