クリスマスシーズンに飛行機が遅れるのはなぜ?
旅行検索・料金比較サイトのカヤック(Kayak)が2014年10月~2016年9月にかけて実施した調査によると、欧州の空港ではクリスマス休暇シーズンに目立って飛行機の遅れが増えるとことが明らかになった。20日付の独ヴェルト紙が伝えた。
クリスマス休暇シーズンである12月18日~1月10日は、年間を通して最も飛行機の発着時間に遅れが出るとカヤックは指摘。ドイツ国内ではフランクフルト国際空港とベルリン・シェーネフェルト空港での遅れが最も多く、発着時間が30分以上遅れるケースが9%となっている。これに次いで多かったのが、ミュンヘン空港とベルリン・テーゲル空港で7%だった。
欧州の他の主要空港との比較では、ドイツの空港全体の遅れは比較的少なく平均で7%。これに対して欧州全体では30分以上遅れるケースが出発で10%、到着では12%だった。パリでは12%、ロンドンのガトウィック空港では17%、イスタンブールでは19%に遅れが生じていることが明らかになった。
カヤック社のドイツ・スイス担当ディレクターは、「クリスマスシーズンのフライトにはストレスがつきもの。さらに悪天候が飛行機の発着時間を遅らせる要因となっている」と分析している。一方、同記事では、子どもたちに飛行機の遅れの理由を聞かれたら、「サンタクロースがプレゼントの発送をするため、航空路線が乱れる」と説明すればよいのでは、としている。
(写真はイメージ)