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慶應義塾大学とエーザイ、認知症の新薬開発に向けて共同研究を開始

慶應義塾大学とエーザイ、認知症の新薬開発に向けて共同研究を開始

エーザイと慶應大学は22日、認知症における新薬開発に向けた共同研究を実施すると発表した。同時に、産・医連携拠点として慶応大学信濃町キャンパス(東京都新宿区)内に「エーザイ・慶應義塾大学 認知症イノベーションラボ」を設立。認知症の次世代治療薬・予防薬の基礎開発を進める。

同イノベーションラボにおいては、人工知能(AI)を活用したデータ解析による創薬候補の選定研究などを行うほか、iPS細胞技術の活用、先端質量分析技術の活用など、これまでにないアプローチによって認知症に対する新薬創出を目指す。

慶應義塾大学の岡野栄之医学部長は、「これまでエーザイが培ってこられた認知症創薬の基盤と慶應義塾大学の百寿研究および認知症研究とが融合し、両者の競争力をさらに増して実用化に結びつける絶好のチャンスだ」と語っている。

慶應義塾大学は百寿総合研究センターを有し、基礎医学と臨床医学を一体にした医療研究に取り組んでいる。一方でエーザイは、認知症分野の創薬活動を30年以上に渡って行っており、豊富な経験と知識を有している。両者が手を組むことで、国内の認知症研究および創薬開発の推進が期待される。

(写真はイメージ)
 
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