中国株急落、公安省が証監会と協力して「空売り」調査

6月12日~7月3日の約3週間で、上海総合指数が急激に下落した。6月12日の5166.35ポイントという7年5カ月ぶりの高値から、7月3日には3686.92ポイントまで値下がりし、約30%という大幅な下落となった。

中国当局は、株式市場の混乱を避けるため、4日以降相次いで株価下支え措置を打ち出しているが、下落傾向には一向に歯止めが掛からない。8日には中国の上場企業の半数以上の銘柄が売買停止を申請し、中国証券監督管理委員会(証監会)が「市場にパニック心理がある」と認める異例の事態となった。

新華社によると、9日午前、公安省の孟慶豊次官は、チームを率いて証監会を訪問し、最近の株式と株価指数先物の悪意ある空売りの証拠を証監会と協力して調査することを決定。法律・規則違法行為を厳しく取り締まる当局の姿勢を示した。

(写真はイメージ)