箱根の魅力再発見の旅(1) 湯本温泉
1泊2日で手軽に癒される小旅行……と、正月三が日を過ぎたところで、ふと思い立って向かった先は箱根。都心からは新宿から小田急電鉄のロマンスカー。片道乗車券と特急券で2080円、1時間半電車に揺られていれば、箱根湯本まで行くことができる。
正月恒例の箱根駅伝では、青山学院大学が今年で3年連続の優勝を決めた。一大イベントが終わった後の箱根の街に降り立つと、静かで穏やかな空気が漂っていた。東京よりも肌寒く感じるが、空気が澄んでいて清々しい。
箱根といえば、やはりまずは温泉だ。病気療養を目的とする湯治の場として古くから人気があるこの場所は、約40万年前から火山活動が続いている。変化に富んだ火山地形から、特徴ある泉質の温泉が湧いていることで有名だ。箱根の温泉は箱根二十湯と呼ばれ、それぞれ少しずつ泉質が異なる。
今回訪れたのは湯本温泉。主な泉質は、アルカリ性単純温泉などで、神経痛、筋肉痛、冷え性、美肌の湯、切り傷、慢性皮膚病などに効くと言われている。
温泉の色は透明で匂いもあまりしない。じっくり漬かると身体が芯から温まる。温泉から上がり身体を拭いて肌を触るとつるつるになっており、身体の疲れが癒され軽くなった気がした。
【施設情報】
箱根湯本観光協会
URL:http://www.hakoneyumoto.com/
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本211-1
TEL:0460-85-7751
(箱根の魅力再発見の旅(2)につづく)