大手醸造会社がノンアルコール部門を拡大(ドイツ)
ドイツ最大手のビール醸造会社クロムバッハーが、完全ノンアルコール飲料(AFG)部門を拡大することを発表した。11日付のヴェルト紙が伝えた。
EUの食品基準では、アルコール含有量が1.2%以上の場合をアルコール飲料と定めている。今回クロムバッハーは従来のノンアルコールビールと異なり、全くアルコールの入っていないピルスビールおよび白ビールを、「0.0%」のシリーズ名で1月末から発売する。ノンアルコールの炭酸飲料やノンアルコールビールは、すでにクロムバッハーの売り上げの30%を占めており、同社のマーケティング担当は今年、この割合がさらに35~40%に上ると予想している。
クロムバッハーは2016年に記録的な売り上げを達成。前年比4%増の7億4500万ユーロ(約901億円)、690万ヘクトリッターに相当する飲料を売り上げた。
※1ユーロ=120.9円で換算。(17日時点)