幻の魚類博物画家の企画展開催 東京海洋大学付属図書館
東京海洋大学附属図書館では、企画展示「幻の魚類博物画家 伊藤熊太郎」を2月8日から3月10日まで開催する。
伊藤熊太郎は明治から昭和にかけて活躍した魚類画で知られる画家。写真が未発達だった時代に魚類図鑑などに多くの魚類画を描いて、その分野の発展に貢献した。同氏は1900年代初期に行われた、米国のアルバトロス号によるフィリピンでの海洋調査に絵師として参加。その作品は米スミソニアン博物館に多数残っているものの、日本には作品が数枚しか残っておらず、ほとんど知られていなかった。
しかし、2016年8月に同館で開催した企画展示「図鑑で楽しむ江戸前の海」の会期中に、熊太郎氏本人によるスケッチ帖6冊と原画1261枚が作家の荒俣宏氏によって発見された。
同館ではその発見を広く紹介するために、展示会および荒俣氏による講演会を急遽企画することになった。荒俣氏の講演会は2月19日。定員350人。入場無料。ウェブフォームかFAXによる事前申し込みが必要。
【施設情報】
東京海洋大学附属図書館
東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学 品川キャンパス
TEL:03-5463-0444
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/
開館時間 10:00~16:00(土日曜休館)
画像提供:東京海洋大学付属図書館
参考記事
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