サハラ砂漠で1mの積雪
20日、「サハラ砂漠で1mの積雪」と英国テレグラフ紙が伝えた。記憶されている限り、過去にこれほどの雪が降ったことはないという。この降雪によって、サハラ砂漠は雪で覆われている。
昨年12月、熱いサハラ砂漠の北部、アルジェリアのアインセフラで1979年以来およそ40年ぶりとなる積雪が観測された。それから1か月後、真っ白な粉雪が戻ってきて、驚くべき降雪量になっている。アインセフラの住民は1mにまで降り積もった雪で朝を迎えた。1mの積雪といえば、前の週、フランスのアルプスにあるスキーリゾートでもっとも多く降った量のほぼ倍だ。
凍り付いた道でバスが動けなくなり、砂漠への入り口として知られる町はすっかり混乱した。一方、子どもたちは雪だるまを作り、砂丘に積もった雪でソリ遊びをしていた。
アインセフラはアトラス山脈とサハラ砂漠が出会う位置にある。町はサハラ砂漠にあるが、1月の平均気温は約6度で、7月には38度にもなる地域だ。
画像提供: ZINEDDINE HASHAS / GEOFF ROBINSONのPHOTOGRAPHY