国立公園の魅力を発信! 訪日外国人向けに国内8カ所で取り組み開始 環境省
環境省は24日、「国立公園満喫プロジェクト」として、8カ所の国立公園で、2020年までに訪日外国人を引きつける取り組みを先行的、集中的に実施することを発表。今後、訪日外国人の国立公園利用者数を2020年までに1000万人に増やすことを目指し、取り組んでいく。
今回選ばれた国立公園は、阿蘇くじゅう(熊本県)、
選定された8公園では、各公園が特徴的で個性のあるテーマでの公園づくりを進める。例えば、阿蘇くじゅう国立公園では阿蘇の広大な草原と火山からなる景観を生かした新たなアクティビティの開発や、フィールドミュージアム拠点の整備などが検討されている。また共通した取り組みとして、トイレを洋式にするなどユニバーサルデザイン化やビジターセンターでの総合案内など4つの取り組みも実施する。
政府は2020年までに訪日外国人旅行者数4000万人を目指しており、同プロジェクトは、その目標達成に加速度をつける方策の一つだ。米国ではイエローストーン国立公園やグランド・キャニオン国立公園などが、大渓谷と滝の美しい景観、珍しい動物を観測できることなどで国内外の観光客をひきつけている。この取り組みによって日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化し、訪日外国人の国立公園利用者数を、2016年12月時点の年間 430万人から、2020年までに2倍以上の1000万人に増やすことを目指す。
国立公園満喫プロジェクトHP
http://www.env.go.jp/nature/mankitsu-project/
画像提供:環境省