いしかわ動物園、絶滅危惧種コビトカバの赤ちゃんを公開
いしかわ動物園(石川県能美市)では、昨年12月23日に生まれたコビトカバのオスの赤ちゃんを25日から限定公開している。日本でオスのコビトカバが生まれたのは1990年以来26年ぶり。
赤ちゃんは現在、体長約50cm(誕生時約43cm)、体重約11.1kg(誕生時約5.2kg)。母親のノゾミに見守られながら泳ぎの練習をしているという。
26日以降の公開は毎日午後2~4時ごろ。屋内展示場で常時予備室のライブ映像を公開し、親子の様子を見ることができるようにする。ただし体調などの理由で公開を中止する場合がある。
コビトカバは、アフリカ西部の熱帯雨林内にある沼や湿原などに生息する小型のカバで、ジャイアントパンダ、オカピと併せて「世界三大珍獣」と呼ばれている。国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されており、野生での生息数は3000頭程度だという。日本では同園の他に、上野動物園(東京都台東区)、東山動物園(名古屋市千種区)、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)、ニフレル(NIFREL、大阪府吹田市)が飼育している。
【施設情報】
いしかわ動物園
石川県能美市徳山町600番地
TEL:0761-51-8500
http://www.ishikawazoo.jp/
開館時間:9:00~16:30(季節変動あり)
画像提供:いしかわ動物園