グーグル、仏で偽ニュース対策「クロスチェック」プロジェクト
米グーグルと非営利団体ファースト・ドラフトは6日、フランスでの偽ニュースチェックのプロジェクト「クロスチェック」を始めると発表。パリで開催された、デジタルジャーナリズムの革新に焦点を当てたジャーナリズムイベント「ニュース・インパクト・サミット」で公表した。
フランスでは、現大統領のオランド氏に代わる次期大統領を決める選挙が春に予定されている。今回のプロジェクトは、大統領選を前に、ソーシャルメディアで発信される情報において、どんな情報あるいは誰が発信している情報が信頼に値するのかを理解するために立ち上げられた。17の報道機関とフェイスブックのグループ会社も参画する。
メディアやテクノロジーの分野における専門家が協力することで、噂や間違った主張を迅速に暴き、誤った方向に導いたり混乱を招いたりする情報が、正しい形で報道されるようにする。ニュースサイトの記事だけではなく、写真、ビデオ、コメントのスレッドについても確認をするようになる。
同様の取り組みは、今年連邦議会選を控えるドイツにおいても実施されている。