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TIS、自律移動型ロボベンチャーに出資 労働力確保へ新サービス目指す

TIS、自律移動型ロボベンチャーに出資 労働力確保へ新サービス目指す

システム開発大手のTISは6日、自律移動型ロボット開発ベンチャーのシークセンス(SEQSENSE、川崎市多摩区)に出資すると発表した。シークセンスの自律移動型ロボット技術と、TISのシステム開発技術や人工知能(AI)技術を組み合わせることで、少子高齢化による労働力不足などの社会課題解決に向けた新サービス提供を目指す。

初期段階では、空港やデータセンターでの24時間警備の支援、大規模施設の警備支援や施設内案内支援、搬送支援のような、労働力の確保が難しくなると考えられる事業領域を中心にサービス開発を進めるという。

シークセンスは昨年10月に創業したロボット開発ベンチャー。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「はやぶさ」関連プロジェクトに従事したメンバーや、明治大学理工学部の黒田洋司教授などが設立した。同社のロボットは、内蔵されたレーザースキャンを用いて周辺の環境をリアルタイムに把握し、人間の判別もできる。商業施設やオフィスビルなどで全地球測位システム(GPS)や地図などの事前情報なしでも移動できるという。現在は羽田空港で実施されているロボット実験プロジェクトの参加事業者として採択されている。

画像提供:シークセンス(自律移動型ロボット「セキュリティロボットSQ-1」)

 
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