ZMP、お台場での自動運転自動車の公道実験内容を公開
自動運転技術を開発するZMP(東京都文京区)は6日、自動運転車の公道での実証実験内容を正式公開した。今後も公道実験の途中経過を随時公開していく。同社は完全自動運転タクシーの実現に向け、昨年10月より東京・お台場の幹線道路で実施していた。
お台場は2020年東京オリンピックの開催予定地で、市街地は交通量が多く、トラック・トレーラーなどの大型車両も多い。実験では、車線変更や信号認識、右左折を盛り込み、約25分間の自動運転でテレビ局やホテル、温泉施設、科学館などの観光名所を回った。
また、一定条件下で運転手を必要としない自動運転ができる「レベル4」の車両用システムの検証も実施。2020年にはレベル4の車両のサービス化を目指しており、2018〜19年には今回の実証実験の対象エリアを拡大する予定だ。
現在はお台場のほか、文京区での公道実験を行っており、道幅の狭い道路、路上駐車や通行人が多い都市部環境での走行状況データを蓄積している。
画像提供:ZMP