2017年度私立大学入試 志願者数が全国的に増加 河合塾が調査
河合塾が運営する大学入試情報サイト「Kei-Net」は10日、2017年度入試の私立大学別志願状況について、同日時点での概要を発表。主要私立大学102校における志願者数は243万3516人で、前年度比7%増となったことが分かった。
大学グループ別の志願者数集計では、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学からなる「MARCH」グループが42万8520人(前年度比6%増)で、全国最多の人数。早稲田大学、慶応大学、上智大学、東京理科大学の「早慶上理」は23万8359人(同5%増)。関西では、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の「関関同立」が25万8962人(同5%増)と関西最多となった。
また、前年度からの増加率は、日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学を含む「日東駒専」が同13%増と関東でトップ。関西では京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の「産近甲龍」グループが同18%増と、関関同立を抜く増加率となった。
学部系統別出願率では社会科学系が同12%増加し、中でも社会と国際がそれぞれ同18%増、同20増%と系統全体の数値をけん引する人気を見せている。一方、学部単体で見ると、文系では心理が同3%減、理系では理・生命科学が同4%減、歯学が同10%減と、3学部が前年度の志望者数を下回った。
1月に実施されたセンター試験でも受験者数、現役志願率ともに増加している。
(写真はイメージ)
参考記事
大学入試センター試験、受験者数と現役志願率ともに増加(2017/02/07)