横浜4大学が連携事業の協定を締結 高等教育の質向上をめざす
横浜市内に本部を置く神奈川大学、関東学院大学、横浜国立大学、横浜市立大学の4校は13日、授業内容・方法を向上させるために協定を結ぶと発表。20日に横浜メディア・ビジネスセンター(横浜市中区)で調印式を執り行う。質の高い教育を提供し、地域の持続的発展に貢献できる人材や、グローバル化が進行する社会で活躍できる人材を育成していくとしている。
2015年12月には、横浜市立大学を除く3校が連携協定を先駆けて締結しており、これまで情報交換や、大学関係者向けセミナーの共同開催などに取り組んできた。今回、横浜市立大学が参加することで、各大学が培ってきた教育資源を共有し、より充実したセミナーなどを共同開催していく予定。
4校が共同で取り組むのは、「FD(ファカルティ・デベロップメント)」活動という授業内容・方法を向上させるための組織的な取り組み。具体的には、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催がされ、教授職と組織体双方の自己点検・評価など。大学教員個人の資質開発を基本としながら、教授団としての資質改善をめざした取り組みのことを指す。
(写真はイメージ)