2018年卒の就活戦線、不安は低下も「短期決戦」にプレッシャー
就職支援サイトを運営するディスコ(東京都文京区)は、2018年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、2月1日時点の就職意識に関する調査を実施、14日に結果を発表した。調査結果によると、今年の就職戦線を「売り手市場になると思う」と考えている学生が44.8%と半数近くに上り、就活解禁1カ月前の不安が前年調査時よりも低下していた。
3月の就職活動解禁を目前に、就活解禁 1カ月前にどのような不安を感じているのかという質問には「内定をもらえるか」が73.5%で最も高かったものの、昨年の79.3%に比べて5.8ポイント低下。次に「志望度の高い企業に内定をもらえるか」(68.3%、前年比5.2ポイント減)、「面接を通過できるか」(64.7%、前年比2ポイント減)と続いた。前年調査と項目の順位は変わらないが、全体的にポイントが下がっており、数年続いている売り手市場を背景に、就職活動への不安は和らいでいるという。
一方で、就職戦線の見方として多かったのは、「短期決戦になると思う」(75.9%)、「売り手市場になると思う」(44.8%)、「学業と両立しやすいスケジュールだと思う」(33.2%)となった。売り手市場という認識下であっても、学業と両立しながらの短期決戦へのプレッシャーを感じている人は少なくないとした。
同調査は2018年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)1272人を対象にインターネット調査を実施したもの。調査期間は 2017年2月1~6日。
(写真はイメージ)