国際物理オリンピック、日本出場者全員メダル獲得

7月4日から13日にかけてインドのムンバイで開催された国際物理オリンピックに日本から生徒5名が参加し、1名が金メダル、2名が銀メダル、2名が銅メダルと、全員がメダルを獲得した。文部科学省が12日に発表した。

国際物理オリンピックは1967年に始まり、2015年のインド大会は46回目。20歳未満で、高等教育を受けていないことが参加の条件。今大会では82カ国から高校生など382名が参加し、理論問題・実験問題にそれぞれ5時間かけて挑戦した。

成績優秀者には金メダル(参加者の約8%)、銀メダル(同17%)、銅メダル(同25%)が授与される。

日本から参加した生徒で金メダルを獲得したのは、東大寺学園高校の渡辺明大(あきひろ)さん(16歳)、銀メダルは灘高校の加集(かしゅう)秀春(ひではる)さん(17歳)と吉田智治(さとし)さん(16歳)、銅メダルは灘高校の上田朔(はじめ)さん(16歳)と都立小石川中等教育学校の高橋拓豊(ひろと)さん(17歳)。

最高得点を出したのは韓国のキム・テヒョンさん。金メダルの獲得数が最も多かった国は中国(5名)だった。

(写真はイメージ)