ゴルゴ13海外安全対策マニュアル、中小企業向けに 外務省
岸田文雄外務大臣とマンガ家のさいとうたかを氏は22日、同氏の代表作『ゴルゴ13』を題材に制作した中堅・中小企業向け「海外安全対策マニュアル」を発表した。外務省の海外安全ホームページ内で見ることができる。
近年、グローバル化の進展で日系企業の海外拠点数が7万を超える一方で、イスラム過激派によるテロ事件、自然災害、感染症など命に関わるリスクがあり、情勢も変化してきている。外務省は、2015年にシリアで後藤健二さんらが犠牲になった邦人殺害事件、2016年のバングラデシュ・ダッカで7人の日本人が犠牲になったテロ事件をはじめ、近年変化してきているテロなどの情勢を踏まえ、在外邦人の安全対策を強化。これまでも情報提供をセミナーなどで進めており、今回、人気マンガと連携することで一層の周知を図る。
すでに第1話が公開されており、主人公のデューク・東郷が外務大臣の要請で中堅・中小企業の安全対策に協力するという設定となっている。今後、週に1話ずつ更新され、13話まで掲載される予定。
さいとう氏は発表にあたり、「海外の日本人が犯罪等の被害に遭う危険性がますます高まっているので、日本と海外は違うということを日本人は自覚すべきだ」と述べた。
画像提供:外務省