高千穂峡を歩く
7月21日、小雨の降りしきる高千穂峡を訪れた。「真名井の滝」付近は渓谷沿いに遊歩道が整備されていて、渓谷のせせらぎや、滝の流音に大自然の気を受けながら散策することができる。水と緑のコントラストが美しく、訪れる人たちを魅了して止まなかった。真名井の滝は、日本の滝百選にも指定されている。
宮崎県高千穂町にある高千穂峡は、五ヶ瀬渓谷として、国の名勝、天然記念物に指定されている。阿蘇カルデラを作った太古の昔の火山活動のとき、火砕流堆積物が五ヶ瀬川に沿って帯状に厚く流れ、急に冷却固結して柱状節理の懸崖となった渓谷だ。平均80m、高いところで100mもの断崖が約7km続いており、自然の美しい造形が楽しめる。