演奏時間8時間のクラシック音楽、現る
コンサートにて朝の8時「から」ではなく、朝の8時「まで」演奏が予定されているクラシック音楽がこのたび発表された。英デイリー・テレグラフ紙によれば、ドイツ生まれの英作曲家マックス・リヒター氏が、現在最も長い演奏時間記録となる、8時間の「SLEEP」という曲を発表したという。
9月にベルリンでコンサートが予定されているが、観客は通常のシートではなくて、ベッドで聴くことが可能とのことだ。作曲に当たってリヒター氏は、「現代の、複雑でわかりにくい音楽が知的だとされる風潮に疑問を投げかける意図がある」と話す。また、人の意識が休んでいるときに演奏空間がどのようになるのかを知る試みでもある、のだとか。
曲名通り、眠りながら聴く可能性の高いクラシック曲。コンサートが終わって目覚めたとき、聴衆はどんな気持ちになっているのだろうか。
ちなみに、「SLEEP」の1時間にまとめられたCDが9月にリリースされる。お急ぎの方はこちらで眠りにいざなわれるのもよいかもしれない!?