IUCNレッドリスト更新、2万2784種が絶滅の危機

国際自然保護連合(IUCN)は6月23日、絶滅の恐れがある世界の動植物を掲載した「レッドリスト」を更新したと発表した。

今回の発表では、7万7340種が評価され、そのうち2万2784種が絶滅の危機にあるとしている。「生息地の破壊」が主な絶滅要因とされており、レッドリストに記載されている種の85%を占める。次いで、「違法取引」、「外来種の導入」が個体数減少の要因と分析されている。

自然保護活動の成功によって、スペインオオヤマネコやグアダルーペオットセイの個体数を増加させる一方、アフリカゴールデンキャット、ニュージーランドアシカ、ライオンがその生存の危機に追いやられていることが、今回のレッドリストの発表で明らかとなった。観葉植物として非常に高い金額で取引されるものもある、アジア熱帯地域のアツモリソウの99%が絶滅の危機に瀕している。

日本語版のレッドリスト掲載種数は、後日修正される。

(写真はイメージ)