ワシミミズクに託されたシマフクロウの卵、ふ化失敗 釧路市動物園
釧路市動物園(北海道釧路市)は、8日から国の天然記念物で絶滅危惧種のシマフクロウの卵をワシミミズクに託す試みを行ってきたが、18日になってもふ化の兆候がなく、ふ化に失敗したと発表した。卵を回収して確認したところ、細菌感染の疑いが見られたという。
同園で飼育しているシマフクロウのムムが抱卵を放棄したため、新しい試みとして、近縁種のワシミミズクに托卵することにしていた。同園は「ワシミミズクは卵を大事に抱き続け、当園としてもふ化を楽しみに待っていたが、大変残念な結果となった」とコメントした。
画像提供:釧路市動物園(シマフクロウの卵を抱いているワシミミズクのメス)
参考記事
釧路市動物園 シマフクロウの卵をワシミミズクに託す試み(2017/04/14)