4月24日は「植物学の日」~日本の植物分類学の父・牧野富太郎
4月24日は「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎の誕生日であることから、「植物学の日」と言われている。生涯で命名した新種や新品種の植物は1500種以上、収集した標本は40万枚にのぼる。
牧野富太郎は1862年に高知県で生まれた。幼少期から植物に興味を持ち、22歳で上京、東京大学理学部植物学教室で植物分類学の研究に打ち込むようになる。94歳で亡くなるまで1500種以上の植物を命名し、40万枚もの標本を収集。1940年に78歳で刊行した「牧野日本植物図鑑」は現在まで改訂を重ね、植物図鑑として広く親しまれている。手書きで細密に描かれた植物画は、写真と間違えるほど詳細に植物の特徴をとらえている。出生地である高知県には牧野富太郎記念館があり、牧野にゆかりのある植物約250種類3000株が四季を彩っている。