2019年日本初開催の国際博物館会議へ シンポジウム開催 京都
2019年に日本で初めて開催される国際博物館会議(ICOM)京都大会に向けたキックオフイベント「国際博物館の日記念シンポジウム-ICOM京都大会に向けて」が21日に京都国立博物館講堂で開かれる。
ICOMは世界137カ国・地域の博物館の専門職員が会員として参加する国際的な非政府組織。博物館職員の職業倫理規程の制定や、自然災害や武力紛争で被害を受けた博物館の情報収集などを行っている。ICOM大会は3年に1度開かれ、2019年9月に日本初となる大会が京都で開かれる予定だ。
シンポジウムの第1部では、同大会を京都で開催することの重要性の周知を図るためにICOM幹部による基調講演を行い、京都大会に向けての準備状況を紹介。第2部では、2017年の「国際博物館の日」の世界共通テーマである「歴史と向き合う博物館―博物館が語るものは」についてのパネル・ディスカッションを行い、博物館の現代的役割について考察する。入場無料で定員は200人。メールまたはFAXで12日まで受け付ける。
18日はICOMが定める「国際博物館の日」にあたり、博物館が社会に果たす役割を広く市民にアピールするもの。日本では2002年から実施されている。その前後に各地の博物館ではさまざまな記念行事が行われ、シンポジウムはその記念行事の一環。
参考記事
国際博物館の日「上野ミュージアムウィーク」開催(2017/04/21)