囲碁AI「DeepZenGo」、女流本因坊に勝利
囲碁の第3回日中竜王戦のエキシビジョンマッチとして、藤沢里菜女流本因坊(三段)と人工知能(AI)囲碁ソフト「DeepZenGo(ディープゼンゴ)」との対局が4月29日、都内のイベントホールで開かれ、DeepZenGoが勝利した。
藤沢女流本因坊は「DeepZenGoが強いのは知ってたが、あまり意識せずに精一杯頑張った。足早に打たれ、序盤で苦しくしてチャンスはなかった」とコメントした。
日中竜王戦は、日中両国で開催されている公式テレビ囲碁棋戦「竜星戦」と「中国竜星戦」の優勝者同士の対決。今回は竜星の一力遼七段と、中国竜星の
DeepZenGoの開発チーム代表の加藤氏は「一力さんと戦った電聖戦よりバージョンが上がり、負けにくくなっている。出場予定である夢百合戦(国際囲碁連盟・中国棋院主催の世界囲碁オープン戦)の1回戦、2回戦をクリアできればもっと強くなるので、優勝できると予想している」とその強さを語った。
画像提供:日本棋院
参考記事
第5回電聖戦、囲碁AIがプロ棋士に勝利(2017/03/28)