農水省・経産省、ソサエティー5.0をテーマにシンポジウム開催
農林水産省と経済産業省は6月2日、「農林水産省・経済産業省連携シンポジウム~生物資源、AI、IoT活用に向けた連携研究開発によるイノベーション創出~」を開催する。超スマート社会実現を目指した産業革命計画「ソサエティー5.0」をテーマに、講演や両省が連携して取り組む研究開発の状況、今後の方向性などを紹介し、連携による新たなイノベーション創出を促進する。
農水省と経産省、両所管の国立研究開発法人では、人工知能(AI)・IoT(モノのインターネット)などを活用した技術開発、ゲノム編集などの遺伝子工学による新規物質の開発と産業利用における技術分野で、さまざまな研究課題に連携して取り組んでいる。
シンポジウムでは内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員が「ソサエティー5.0」をテーマに、世界に先駆けた超スマート社会が開く日本の未来社会について基調講演する。また、両省が連携したこれまでの取り組み概要や、現在取り組んでいる生物資源分野、AI・IoT分野、バイオ分野の連携研究開発を紹介。各地域での新たな連携研究開発、イノベーションの創出を目指す。シンポジウムは6月2日、農林水産省本館7階講堂で午後1時~3時半に開催予定。定員300人。
「ソサエティー5.0」は、政府の第5期科学技術基本計画に盛り込まれている取り組みで、「必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会」を意味する。
(写真はイメージ)