スカイツリーで5Gを体験 NTTドコモと東武鉄道が実証実験
東武鉄道とドコモが22日、第5世代移動通信方式(5G)を使ったサービスを体感できる「5Gトライアルサイト」を、東京スカイツリータウンの来場者を対象に開始した。5Gの特長「高速・大容量」通信によって迫力ある映像配信を実現。28日まで東京スカイツリーの天望デッキからの眺めを、1階に設置した大型画面でリアルタイムに見ることができるほか、7月からは新型特急列車で無料Wi-Fi(ワイファイ)を使ったサービスを提供する。
東京スカイツリーで世界初の5G試験電波を使った8Kライブ映像を配信し、地上350mの天望デッキからライブ映像の再生に成功。28日まで、その映像を東京ソラマチイーストヤード1Fの大型液晶ビジョンで楽しめる。
また、21日から運行開始した東武鉄道の新型特急車両「リバティ」でも多数端末接続の実証実験を実施。運転席から事前に撮影した4K映像を、車内に設置された8台のタブレットに同時再生するデモンストレーションを行った。7月1日から8月31日まで、乗客向けに、車内の無料Wi-Fiに接続すると、人気雑誌の最新号を含む700冊以上が読み放題となるサービスを提供する。
両社は、5Gの商用サービスが本格的にスタートする2020年に向けて実証実験を行った。得られた来場者の動向を分析し、今後サービスコンテンツの創出に活用する。
(写真はイメージ)