採用担当者はAI ソフトバンクが「Watson」を活用
ソフトバンクは29日、新卒採用選考のエントリーシート評価にIBMの人工知能「ワトソン(Watson)」を活用すると発表した。応募者をより客観的かつ適正に評価することが導入の主な目的という。同社によると、Watsonの活用により人事担当者がエントリーシートの確認作業にかける時間を75%程度軽減できると見込んでいる。創出された時間を応募者との対面でのコミュニケーションに充てる予定。
具体的な活用方法は、過去のデータを学習させたWatsonに応募者のエントリーシートデータを読み込ませる。するとWatsonの能力の一つである自然言語分類(NLC、Natural Language Classifier)により、エントリーシートの内容が認識され、項目ごとに評価が提示されるというもの。合格基準を満たす評価が提示された項目については選考通過とし、それ以外の項目については人事担当者が内容を確認し、合否の最終判断を行う。同社は、Watsonを活用した評価により、エントリーシート選考の合否判断において統一された評価軸でのより公平な選考を目指すとしている。
(写真はイメージ)