面接時に印象を決めるのは? 男子就活生の身だしなみ
2018年春卒業予定者の採用面接が1日に解禁して6日目となり、街中ではリクルートスーツの姿で面接会場に向かう学生の姿を目にする。5月時点の実態調査(2017年の就活、特徴は「スピード」 5月時点で3割が内定獲得)によると、最も選考が進んでいる企業の活動状況は、「準備活動段階」にある学生が97.6%、「エントリー活動段階」が93.0%、「面接・試験段階」は86.7%だった。
採用面接時に重視されるものの一つが「第一印象」だ。企業の採用担当者の9割以上が重視していると回答している調査もあり、面接時の身だしなみや印象について、男子学生向けにも化粧品会社などが積極的に情報提供をしている。
髪型
資生堂は3月、就活学生応援サイト「マイナビ学生の窓口」と連携して、全国一般企業の新卒採用面接官20~70代の男女645人にアンケートを実施。特に男子学生に向けて、面接時に印象の良い髪型を男性用化粧品ブランド「uno(ウーノ)」のウェブサイト「REAL HAIRSTYLE REPORT」(http://www.shiseido.co.jp/uno/special/real-hairstyle-report/)内で1~20位までランキング形式で発表、髪型の作り方も動画で説明している。
アンケート結果によると、新卒者採用で「面接での第一印象は選考に影響するか?」という質問には、95.5%が「影響する」と回答。また、「髪型は面接での第一印象に影響を与えるか?」の質問では、「影響を与える」が80.8%となった。
良い印象を与える髪型の1位はツーブロックスタイルで、支持率は25.7%、特に50代面接官では支持率が50.0%に上った。顔の表情がはっきりと分かる額を出したスタイルが1~5位までの上位に入った。一方、印象が良くないとされる髪型の1位は、前髪で目元が隠れた、前髪が重いパーマヘア。「印象が暗い」「学生の雰囲気」「自信のなさを感じる」など、30.4%が印象が良くない髪型として選んだ。
におい
また同社は「においと印象」をテーマに、20~40代の働く男女500人を対象とした意識・実態調査を2017年3月に実施し、結果を5月29日に発表した。初対面の印象をダウンさせる要因の1位は「不快なにおいがする」で66%。次いで「言葉遣いが悪い」が54%、「髪がぼさぼさである」が38%となった。また、においの中でも「汗のにおい」は、「特に不快な印象につながりやすいと思う」と答えた人が88%となった。
目
ライオンは4月、企業の人事部採用担当者100人を対象に、就活生の面接時の印象について調査を実施。その結果によると、97%の採用担当者は面接時に第一印象を重視していると回答した。第一印象で気になるところは、「姿勢」が32%、顔が30%。また、「顔」の中でも最も見ているのは「目」で64%、次いで「耳」が9%となり、「イキイキした目」や「健康的な目」に好感を持っていることが分かった。
(写真はイメージ)