「無期雇用派遣」という新しい働き方 知っているのは3人に1人
20代若手に特化した人材紹介事業を運営するUZUZ(ウズウズ)は、「無期雇用派遣に関する意識調査」の結果を1日に発表した。調査対象は20代の第二新卒・既卒として就職活動中の男女218人で、「無期雇用派遣」という働き方を知っているのは約3割、現在の就職活動で「無期雇用派遣」が選択肢に入ると回答したのは約1割だった。
「無期雇用派遣」は、派遣会社と無期雇用契約を結び、派遣先で就業するという働き方のこと。無期雇用派遣という働き方を知っているかという質問には、「詳細まで理解している」が6.0%、「なんとなく内容を把握している」が28.4%、「聞いたことはあるが、内容は分からない」が32.1%、「聞いたことがない、分からない」が33.5%となった。聞いたことのある人が約7割いるものの理解している人は1割に満たず、無期雇用派遣そのものが浸透していないことが分かった。
また、現在の就職・転職活動において無期雇用派遣が選択肢に入るかという質問では、「入る」は12.9%にとどまり、「どちらとも言えない」が45.4%、「入らない」が41.7%という結果だった。
同社は労働契約法や派遣法の改正により、2018年には有期雇用から無期雇用に転換される労働者が多数生じるとし、「企業側が無期雇用派遣の制度を利用することで、採用活動にかかる工数や人件費等を抑制しつつも、安定的に優秀な人材を雇用できる」としている。
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